セカンドオピニオン

毎日のように地域のかかりつけ医からの紹介を受けていた動物医療センターにて、各科のセカンドオピニオンを行なっていた経験を活かしたいと思っております。

セカンドオピニオンの際には、今までの検査結果や、処方された薬の内容をお持ちください。
しっかりと話を聞かせていただき、必要だと判断すれば、相談の上、追加の検査を行うこともあります。
治療は、変更を提案することもありますが、結果的に変わらないこともあります。
一番大事なことは、ご家族さまにご納得いただけることだと思っていますので、なぜその検査が必要だったのか、なぜその薬が必要なのか、インフォームドコンセントを徹底いたします。

1. 手術ができないと、かかりつけ医から紹介された中手骨骨折の4ヶ月齢の犬

一般的な整形外科のピンは細いもので0.6㎜、その太さだと骨の髄腔と言われる部位に入らないので、手術が難しいことがあります。
かかりつけ医と話し合い、診させて頂き手術まで任せていただけることに。
特殊な器具を用い整復。2ヶ月後には骨折前と同じように歩き、かかりつけ医に戻ることができました。

2. 皮膚炎を繰り返す犬

症状が出るたびに薬を処方してもらい、良くはなっていたが、抗生剤をこんなに使っていいのか疑問に思いセカンドオピニオンとして来院。
一般的な皮膚検査から、血液検査、エコー検査、レントゲン検査、尿検査、外注検査まで行い、基礎疾患を発見。ホルモン剤を低容量から用い、ホルモン剤とシャンプーのみで皮膚、一般状態ともに回復しました。

3.かかりつけ医を含め3病院で「何もすることがない。もって1〜2週間だから、家で看取ってください」と言われた猫

検査の結果、原因がわかり、抗がん剤を行い、3ヶ月延命。
昏睡状態で来院した子が、一時は今まで通りの生活に戻り、元気にご飯を食べ、家族と最後の時間をしっかり持つことができました。